「WOrld’s End 写真はいつも世界の終わりを続ける」高橋恭司 ※ サイン入り
「WOrld’s End 写真はいつも世界の終わりを続ける」 ※ サイン入り
高橋恭司の1992年映画監督 デレク・ジャーマンの庭があるイギリス・ダンジェネスと、2010年代後半のベルリン、ロンドン、東京郊外の姿が、時間と空間を超えて交錯する写真集。
イギリス南部、原子力発電所のある町、ダンジェネス。映画監督のデレク・ジャーマンは、1986年、HIV感染の宣告を受けたことをきっかけに、この町に移り住む。
打ち捨てられた小屋《プロスペクト・コテージ》を住まいにし、庭を作った。庭には、草花だけでなく、流木、腐った鉄など、海岸で拾い集められた漂流物を用いた造形が施された。
写真家・髙橋恭司は、ジャーマンが亡くなる直前の1992年にダンジェネスを訪れる。「そこは世界の終わりのような場所だった。同時に、そこには全てがあった」と、写真家は語る。
ダンジェネスを訪ねてから約30年後に刊行する本書で、髙橋は、世界の終わりがつづく現在の世界を見せる。2010年代後半のベルリン、ロンドン、東京郊外。時間と空間を隔てて撮影された写真たちが、連なり、混じり合ってゆく。
280x225 mm
2019 Blue Sheep
アートディレクション: クリストフ・ブランケル(Christophe Brunnquell)