本城直季 写真集「Shinkirou」 サイン入り
第32回木村伊兵衛写真賞受賞の『small planet』から7年 ―― 待望の新作写真集
地域が培ってきた歴史や文化が豊かに息づくなか、
国内有数の工業地帯に属する町には工場が立ち並ぶ。
本城直季が撮り下ろしたのは、三重県下最大の都市、四日市。
古くから栄える市場町は、軍事産業を経て工業の町へ。
そして公害=ぜんそくの町として全国に知れわたる……。
この町に暮らす人々は、これから、この町の未来をどのように描くのだろうか。
コンビナート、
コンテナの積まれた港、
単線で走るローカル線、
子どもたちの遊ぶ公園、
遊園地に作られた大規模コースター、
伝統ある地域の祭り
……
鳥の目線で、模型のようにとらえられた風景の数々からは、この国の過去と未来が見えてくる。
[著者プロフィール]
本城直季(ほんじょう・なおき)
1978年東京生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。
コミュニティーや人の介在を背景に生じている景色や建造物を、独特のスタイルで撮影。
4×5判カメラのあおり、空撮、世界へ及ぶ広範なロケ地選定など、構築的に積み重ねられた要素が現すその柔らかな絵で注目される。
写真集『small planet』で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。
主なコレクション先にメトロポリタン美術館、ヒューストン美術館がある。
著者:本城直季
アートディレクション& デザイン:柿木原政広(10inc.)
定価:本体価格2000円+税
ISBN 978-4-89815-363-5
2013年発行
仕様[300×300mm/32ページ/並製]